済生会前橋病院の存続を求める会が、結成後初めて病院と懇談を持ちました。
堀内院長補佐、長尾管理局長さんが対応してくださいました。
私も会の一員として同席し、お話も伺いましたが
印象に残ったことは
救急で断らない医療活動を心掛けているというお話でした
救急車の受け入れ台数も年間2500台を数え
更に多くの救急患者を受けら入れられるようにしていきたいというお話も伺いました
ワクチンの集団接種会場にも、1日に3人の看護師、1人の意思を派遣しているとのこと
その他、済生会病院が得意としている消化器系や白血病などの血液系のがんなどへの高度な専門医療をはじめ同病院が果たしている役割の重要性を伺い知ることができました。
経営も、厳しいコロナ禍の中でも黒字経営を継続しているということです。
やはり黒字経営を継続できている背景に、救急受け入れを断らない医療活動があります。
ぜひ、こうした病院の地域で果たす役割を広く市民に知らせ、
前橋市が済生会病院の存続や充実を支援する立場にあることを紹介していきたいと思います。
ただ、やはり重要なのは
菅政権の下で、病床削減推進法が強行可決されたこと
公立・公的病院の再編・統合リスト(424リスト)に名指しされた病院に限らず、病院の再編・統合、ベッド削減の強行を都道府県に求める恐ろしい法律。424リストも、撤回させていく運動がますます必要です。群馬県内では、済生会前橋病院、下仁田厚生病院、公立碓氷病院、伊勢崎佐波医師会病院が名指しをされています。
経営が赤字であろうが黒字であろうが、どんな役割を果たしていようが、国にとっては関係ありません。
424リストの撤回を徹底的にこだわり、市や県、国への働きかけを強めていきたいと思います。
そもそも病床削減自体など、とんでもないことです
コロナ禍で日本の医療の脆弱さが見事なほどに露呈しました。
医師も看護師も、保健所の体制も深刻な人員不足
それだけ命にお金をかけていない日本の医療体制の現状が、大都市部における医療崩壊という事態を招いています
病床削減ではなく、
医師、看護師や医療スタッフなど命のケアに携わるスタッフの増員をしっかり支援して、
国民の命と健康に責任を持つことができる政治を実現するため、引き続き頑張ります。
最後に、前橋市民の皆さんに強調します
前橋市の人口10万人当たりの医師数は、全国の中核市・政令市の中でもトップクラスかもしれませんが
前橋市以外の群馬県の他の地域は、深刻な医師不足に直面しています。
病院で働く医師数は、例えば高崎安中医療圏は、前橋市の3分の1という現状です。
災害や新型感染症の深刻さ次第では、前橋市の医療資源に頼らざるを得ない現状があります
だからこそ、医師・看護師の増員を支援し、地域医療の充実目指して力を合わせましょう。
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