WHOでも、日本ではコロナの感染で高齢者の死者が多いことが指摘されています。 重症化しなければ検査が受けられない状態の見直しが緊急の課題です。
せめて、37.5度が4日続かなければ、原則として検査に回されにくい 医学的根拠のない縛りを、少なくとも無くすべきです
私は、韓国の自治体の取り組みに注目しています
新型コロナウィルスの検査が韓国では非常に進んでいます
SARSの経験から、検疫、防疫体制を強化してきたことが生かされている印象は持ちます。 駅にも高速道路にも、体温を検知できるサーモグラフィー?モニターがあります。
自治体により指定された選別診療所(病院など)で検体を採取するシステムです 電話による相談窓口も明らかにされ、充実しています
検査を強力に行うことが、感染状況把握と、重症化する前に発見できることが 低い致死率への貢献となっているようです。
韓国の青瓦台(大統領府)の情報を調べてみました
すると、検査件数がはるかに遅れている日本は、韓国よりも高い感染の確定診断を受けた様子が見えてきます。
2020年3月12日00時現在の青瓦台ホームページによると
韓国の検査件数は234,998件、確定診断(感染と診断された患者数)の割合は3.35% 日本の検査件数は、10,024件、確定診断の割合は5.66%です。(クルーズ船除く)
3月12日9時現在の統計による確定診断を受けた患者さんと死者の数
韓国は確定診断数は7,869件、死者は66名(0.84%) 日本は、確定診断数620件でそのうち死者は15名(2.42%)
韓国では、大邱市での大量集団感染が大きな原因となりましたから大邱周辺を中心に被害が広がりました
やはり、徹底的な早期発見、早期治療で救える命は多いように感じます
私が注目したもう一点は、韓国では「感染者」という言葉は使いません 「確定診断患者」を略して、「確診患者」「確診者」などと表現します 感染者という表現から、差別や偏見を助長しないための配慮でしょうか
もちろん客観的な場面では、「感染」「感染予防」などという言葉を使いますが。
韓国では、すでに保健所に設置されたドライブスルー式の選別診療所もあります 問診書を書いてから検体採取に至るまでの時間も30分から10分以内へと短縮されているようです それと、職員たちの防護体制も日本とは大違いです
これは、晋州市の取り組みを紹介した釜山日報の記事です http://www.busan.com/view/busan/view.php?code=2020030110110368798
日本でも、マスク、防護服、ゴーグルなど医療機関への最優先の支援の充実をしなければ 検査の充実も、患者さんの受け入れもできないのでこの体制支援が急がれています 群馬県でも検査体制を強化するということですが、その内容をしっかりチェックします
私は、韓国南部にある慶尚南道の晋州市(人口34万人)の取り組みに注目しています
いまやWHOもパンデミックと宣言する中、近隣の感染予防先進国との連携は決定的に重要です 中国の専門家たちの情報が非常に日本の専門家たちの間で役に立っています
またパンデミックが宣言される中で、世界と日本の取り組みの変化もしっかり注目します
いずれにしろ世界が聞きなわけですから、相互連携を強化してこの問題を克服していきたいです 日本も防疫や保険にもっと予算を投じれば、もっと世界に貢献できるだけの技術はあります 医療体制、保健体制の抜本的な強化とコロナ対策の予算化を強く要求します
何よりも病院を減らさず、保健所増設、人員確保に税を投じるべきです
晋州市の取り組みを紹介する動画
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