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国政交渉を実施。地域医療の充実、総社二子山古墳の石室の保存整備を求める。

日本共産党群馬県委員会は、1月18日、国政交渉を行いました。農林水産省、経済産業省、文部科学省と交渉し、県民の皆さんから寄せられたご要望を届けました。


近藤よしえ市議、酒井ひろあき県議、私、吉田なおひろも参加しました。

酒井県議は、全国436の公立・公的病院の統廃合計画「地域医療構想」の見直し、構想の中で統廃合の対象に名指しをしている済生会前橋病院を統廃合リストから撤回するよう強く求めました。


わたくしは、この間、総社地区のみなさんの要望を聞き取り組んできた、総社二子山古墳の崩落が進む後円部石室の保存と復元を求めました。


前方部と後円部の両方に石室がある珍しい古墳ですが、後円部石室は崩落の危険から立ち入れない状況が長く続いています。


畿内では古墳の規模が小型化して行く時代の転換期の前方後円墳としても見るべき価値は大きいように思います。最も、後円部と前方部が別の時期に作られたとする説も有力で、こうした理由を検討することも非常に重要です。


住民の方々からは、貴重で珍しい古墳の石室をしっかり復元・保存し、多くの人たちにも知ってもらいたいという声が寄せられており、こうした声も伝えました。


文化庁の担当者からは、古墳の調査などに使える補助メニューなど、有効なアドバイスもいただき、史跡に指定するだけでおわるものではないという回答でした。


現在前橋市は、総社古墳群は文化庁や県の支援も受け、国史跡の指定を目指し7年にわたる調査を進め、早ければ令和5年度中には総社古墳群として国史跡に指定される計画です。現在は調査報告書をまとめている段階です。史跡指定後に策定される保存・活用計画では石室の復元とともに、総社古墳群の各古墳全体の適切な管理、教育的な普及と活用に生かしていく計画、国の支援が必要です。


総社古墳群は、各古墳の変遷、畿内の中央政府との関りなどが大変わかりやすい資料です。近接する山王廃寺や推定上野国府、上野国分寺跡の関係から、古墳時代から東国への仏教伝来、やがて国司が配置され律令社会へと変わりゆく地方社会のあり方を考える上でも重要な古墳群です。また榛名や浅間の火山灰の堆積状況から、古墳が作られた先後関係もわかりやすい点は群馬の古墳群の特徴です。


畿内の王権と東国の地方支配の関係を考える上でも、大変重要な資料です。

国は単に史跡として指定するだけでなく、その後の活用へ支援も行うべきです。このことを強く求めました。

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